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ものづくり補助金の交付申請の流れと必要書類

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が新しい製品・サービスの開発や生産性向上を目的とした設備投資を行う際に、その経費の一部を国が支援する制度です。

採択されると補助金を受け取ることができますが、そのためには正式な手続きを経る必要があります。

今回は、ものづくり補助金の交付申請の流れと必要書類を解説いたします。

ものづくり補助金の交付申請の流れ・必要書類

ものづくり補助金の交付申請の流れは、以下のとおりです。

 

交付申請

補助事業の実施

実績報告

事業化状況報告

 

それぞれ確認していきましょう。

交付申請

採択が決まったら、まず「交付申請」を行います。

交付申請書類には、履歴事項全部証明書や確定申告書、見積書、補助事業計画書、経費明細表、誓約書など多くの資料が必要です。

申請書は電子申請システム「jGrants」から提出します。

交付申請が受理されると「交付決定通知書」が届きます。

補助事業の実施

交付決定を受けた後は、事業計画に沿って補助事業を実施します。

事務局から求められた場合は、「遂行状況報告」や「中間監査」に対応することもあります。

遂行状況報告では、補助事業の進捗や支出状況を「補助事業遂行状況報告書」と「経費明細表」にまとめ、交付決定月から4か月後の15日までに提出しなければなりません。

実績報告

事業が完了したら、「実績報告」を行います。

補助事業で実際に行った内容や経費の支出を証明する手続きです。

提出書類には、実績報告書、経費明細表、預金出納帳、通帳の写し、見積書、請求書、納品書などがあります。

提出期限は、事業完了日から30日以内または事業完了期限日までのいずれか早い方です。

提出後、事務局による確定検査が実施されます。

その後、「補助金確定通知書」が届き、指定口座に補助金が振り込まれます。

事業化状況報告

補助金が入金された後も、手続きは終わりではありません。

補助事業者は、毎年1回の「事業化状況報告」を行う義務があります。

事業化状況報告では、補助事業によって得られた成果や売上、知的財産権の取得状況、賃上げの実施状況などを報告します。

事業計画で定めた賃上げ要件を満たしていない場合、補助金の返還を求められる可能性があるため注意が必要です。

まとめ

ものづくり補助金の交付申請から入金までの流れは複雑であり、期限や書類の不備によって補助金が支給されないこともあります。

採択後はスケジュールを細かく管理し、各段階で求められる書類を正確に準備しなければなりません。

不安がある場合は、税理士への相談を検討してください。

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資格者紹介

  • 代表税理士
    井上 徳之(いのうえ のりゆき)
  • 所属団体
    四国税理士会(登録番号 114663)
  • 経歴

    2009年9月 税理士登録、開業

    2013年4月 四国税理士会松山支部 理事就任

    2013年10月 第40回日税連公開討論会 研究委員就任

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事務所概要

法人名 税理士法人asitao
所在地 〒790-0066 愛媛県松山市宮田町186-4 松山駅前ビル2階
TEL/FAX TEL:089-948-8294 / FAX:089-948-8296
設立年月日 平成26年9月1日
代表者 近藤 壮 / 井上 徳之 / 安部 真 / 十河 篤史
受付時間 平日9:00~18:00 ※予約で休日・時間外対応可
URL http://asitao.or.jp
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